ヘルペスという再発が多いことで知られている病気があります。この厄介なヘルペスに効果が期待できるのが、バルトレックスという治療薬です。では、バルトレックスには具体的にどのような効果があって、それと引き換えにどのような副作用が懸念されるのでしょうか?

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バルトレックスは、ヘルペスや帯状疱疹などの有効な治療薬として知られる薬です。
現在ではその効果の高さから第一選択薬として利用されていますが、詳しいメカニズムや服用方法を知らない人も多いでしょう。
最近は病院処方だけでなく個人輸入でも入手が可能ですが、内容を詳しく知らないまま利用すると身体に悪影響を及ぼすリスクもあるので注意が必要です。
正しく利用すればヘルペス治療に大いに役立つので、基礎知識をしっかり覚えておきましょう。

バルトレックスはヘルペスと帯状疱疹に効く薬

バルトレックスは、大手製薬会社として知られるグラクソ・スミスクライン社が開発したヘルペスや帯状疱疹に効果を発揮する治療薬です。
抗ウイルス薬の一種であり、日本では2000年から販売が開始されました。
グラクソ・スミスクライン社は世界的にも有名な最大手の一つなので、バルトレックスの効果や安全性も非常に信頼が置けます。

現在使用されているヘルペス治療薬の中で最も多くの適応症を持っており、服用することでヘルペスウイルスの活動を阻害し、症状を早く改善させることが可能です。
ヘルペスや帯状疱疹を引き起こすヘルペスウイルスは、自分自身をコピーすることで増殖を繰り返し、病変を広げていきます。
ここでバルトレックスを服用すると、有効成分のバラシクロビルがウイルスに作用してコピーを邪魔するため、それ以上増殖することがありません。

ヘルペスウイルスは一度感染すると、症状が治まってもウイルスが体外へ排出されることがありません。
このため常に体内に潜み続けて活動の機会を窺っており、発症場所や型によっては再発を繰り返すことが多いです。
ところが、バルトレックスを毎日服用すると恒常的にウイルスの活動を抑え込むことができるため、再発を予防する効果を持っています。
この効果は他のヘルペス治療薬では得られない特有のもので、再発しやすい人にとっては非常に頼りにされています。

グラクソ・スミスクライン社の臨床試験によると、ヘルペスと帯状疱疹患者にバルトレックスを投与したところ、どちらも約90%以上という非常に高い有効率が証明されました。
再発抑制に関しても、一定期間内の再発率を100%から60%にまで引き下げる結果が得られたのですが、いずれの効果もバルトレックスを正しく服用しないと得ることはできません。
せっかくの効果を無駄にしないためにも、必ず事前に正しい服用方法を知っておきましょう。

バルトレックスの正しい飲み方

バルトレックスはウイルスの活動を阻害する効果を持っていますが、ヘルペスか帯状疱疹かによって飲み方は異なります。
それぞれの症状ごとに適した飲み方をしないと効果は得られないので、注意しておきましょう。

一般的なヘルペスの場合は、500mgの錠剤を1日に2回、1錠ずつ服用します。
病院処方では朝と夜を指定されることが多いですが、食事のタイミングを気にする必要はありません。
どのヘルペスも5日分の処方が基本ですが、性器ヘルペスなど治りにくい症状や悪化しきっている場合は10日分処方されることもあります。

また、再発型ヘルペスの再発抑制目的で使用する場合は、1日に500mgを8週間から最大で1年間服用し続けます。
再発抑制は基本的に1年間に6回以上の再発を繰り返す人のみが対象となり、それ以外の人は保険適用でバルトレックスを処方してもらえません。
6回も再発していないものの、試してみたいという場合は全額自己負担で薬代を支払うことになるので注意しておきましょう。

帯状疱疹の場合は500mgの錠剤を1度に2錠、つまり1000mgを1日に3回服用しなければなりません。
帯状疱疹はかなりウイルスの活動が活発で、症状も重くなりがちなのでこのように摂取する成分量が多くなります。
服用期間もヘルペスよりも長く、連続で7日間服用する必要があります。

どちらの場合も、効果を最大限発揮させるには発症からできるだけ早く服用することが重要です。
ヘルペスの場合は24時間、帯状疱疹は3日以内に服用しないと、目立った効果を得られない可能性があります。
また、薬である以上は副作用のリスクもあるので、事前にどんな症状が現れるか知っておいてください。

バルトレックスの副作用

バルトレックスは高い効果の割に副作用の心配が軽いことも知られていますが、それでも発症の危険が無いわけではありません。
バルトレックス特有の症状はありませんが、比較的よく見られるのは頭痛や眠気、腹痛や下痢、嘔吐といった胃腸症状に肝機能の異常などが挙げられます。

臨床試験中に最も多かったのは頭痛で、バルトレックスを服用した397人の患者のうち、11人で発症しています。
他の医薬品の副作用と比較しても発症割合は決して高くありませんが、頭痛持ちの人などは現れやすいので注意が必要です。
次に多いのは眠気を始めとした意識障害で、こちらは397人中10人で確認されました。
これも気にするほどの発症頻度ではありませんが、念のため服用直後は運転や細かい作業などは控えた方が安心です。

さらに、バルトレックスは主に肝臓で成分が分解されるため、肝機能に大きな負担がかかります。
このため血液検査などで肝臓の数値に異常が見られたり、黄疸や全身の倦怠感などの症状が出ることもあります。
服用が終われば自然と元通りになるので過剰に心配する必要はありませんが、もともと肝機能が低下している人などは注意しておきましょう。

発症は非常に稀で無視できるレベルですが、アレルギーの一種であるアナフィラキシーショックが起きる可能性もあります。
アナフィラキシーショックが起きると命が危険に晒されるほど重篤な状態に陥ることもあるので、息苦しさや激しい動悸、嘔吐に意識混濁などが見られたらすぐに救急車を呼んでください。

こういった副作用に注意しておけば、バルトレックスは安全で高い効果を得られる頼れる薬です。
基本的には病院で診察してから処方箋を出してもらう必要がありますが、慣れている人ならわざわざ病院に行かなくても個人輸入で入手することもできます。

バルトレックスの入手方法

バルトレックスは医薬品なので、入手するには必ず医師の処方が必要です。
バルトレックスはヘルペスに対しては非常に高い効果を持っていますが、それ以外の病気に関しては全く有効性がありません。
このため本当にヘルペスなのかを確認する必要があり、医師が診察したうえでしか入手できないようになっています。

ただ、バルトレックスは早ければ24時間以内に服用しないと高い効果が得られませんが、仕事が忙しい人などはそう簡単に病院へ行けません。
休みを模索している間にあっという間に時間が経ち、既にバルトレックスでも抑えきれないほど進行してしまうことも多いです。

このような場合に備え、再発しやすい人は個人輸入でバルトレックスを常備しておくという選択肢もあります。
個人輸入と言っても難しいものではなく、医薬品の通販サイトを利用してバルトレックスを注文すれば良いだけです。

日本では、特別な許可を得ていない者が利益目的で医薬品を取り扱うことは認められていませんが、個人が自分の病気治療のために薬を輸入することは条件付きで認められています。
通販サイトは海外の販売元と個人との仲介を行っているだけなので、それを利用したとしても法律違反には当たりません。

通販サイトはもちろん日本語表記ですし、日本法人が運営しているサイトや取引実績が豊富なサイトを厳選して利用すれば、偽物が送られてくる心配もありません。
海外では病院処方より安くバルトレックスが販売されており、日本では1錠あたり500円近くしてしまうところ、通販なら100円程度で済むサイトもあります。
病院へ行く手間がかからず経済的な負担も軽いので、何度もヘルペスになる人は検討してみると良いでしょう。